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あほの子の父が逝きました その少し前に友が二人逝きました 又その少し前に近所の親父達が二人逝きました 二十歳になる少し前、友が雪に飲まれ逝きました その少し前、向かいのおばぁちゃまが 目の前で車の下敷きになり逝きました | ||
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大往生という言葉を聞きます 一体どんな人が出来るのでしょう どれだけ善い事をすれば出来るのでしょう あほの子は思います “一日一善じゃダメなんだろうな・・” |
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では納得の行く逝き方はどうだろうか 歌の歌詞ではないけれど(古いな・・) 好い人生だったと思って逝ける人は どんな時間を過ごしてきた人なのだろうか |
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あほの子の父は、“死にたくない”と言いました 救急車で運ばれた時、“俺はもうだめだ”と あほの子の前でぼろぼろ涙を流しました 友の一人は新聞に自分の逝く様を残しました “決して納得して逝くのではない”と | ![]() |
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雪に飲まれた友は如何だったのだろう あほの子の友にはやはりあほがおりました “山で死んでゆくなんてかっこ良いじゃん” あほの子には“逝きたくないっ”と 叫ぶ友の声がひびきます 父の声がひびきます |
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この声が小さくなる事はあるのでしょうか・・・ | ||