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消防団員与太噺

其の四
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そのあと・・(残される人)

あほの子の家が 静かになりました
人一倍喋る人が居なくなったからでしょうか
梅雨の時期になって来たからでしょうか
空気の音が聞こえて来そうです





昨日居た人が 今日は居ません
二度と声を聞く事も無く
触れる事もできません
昨日肌の暖かさを感じた人が
今日は 居ません


あほの子は思います
寂しさよりも先にある感情
此れは何なのだろうか
疲れからの開放 人が周りに集まってくる安堵感
あほの子は思います
ナミダガデナイ・・・



人が居なくなるのは 生まれるより大変
以前聞いた言葉が 頭の中で繰り返されます
後ろを振り返る事が出来ず
前を見る事も出来ず
“今”しか見えない時が消化されて行きます



その間に
人は“忘れる”と言う心の準備を
無意識に行っているのでしょうか

自分の為ではなく
周りに居てくれる
“暖かい思い”の為に